薬学生は実習・試験・研究と大忙しですよね。
薬学生として頑張っているあなたは本当に偉い!
自信を持ってください。
ただ実際臨床で働くには薬学部で学んだ知識だけでは不十分です。
こんなに大事なら学校で教えてくれよぉぉぉぉぉ!
ということが私も実際に働き出してから多発しました。
この記事を読んでいるあなたにはこんな思いをして欲しくない!
そこで私が就職後に感じた、
学生のうちにもっとこれを勉強していればよかった!という内容を5つ選び、実体験を交えて紹介します。
私が実務実習生を教育する際はこの内容に関して意識して指導しています。
嬉しいことに学生からの評判もよく特別にブログでも紹介していきます。
普段の勉強の中でこれを意識すると就職後にあなたはとっても重要な戦力にすぐなれます!
間違いないです!
もし、頼られる薬剤師になりたいのであれば最後までこの記事を読んでください!
一緒に頑張りましょう!
一般名と商品名
最近は後発品が増えてきているから、先発品の名前は覚えなくてもいいんじゃない?
その気持ちはすごく分かります。確かに現場でも後発品の使用推奨により後発品の使用率は上がっています。
ただ、先発品が使われていないわけではないです。
それに加えて、お医者さんは一般名よりも商品名で覚えている人が多いです!
商品名で薬について質問を受けた時に
何その薬!?
となってしまわないためにも必ず身につけておく必要がある知識です。
働き始めれば必ず覚えるので、学生のうちからコツコツ覚えていたら確実にスタートダッシュを決められます!
私は薬理の教科書の一般名の横に商品名もメモして国試勉強をしていました。
用法・用量
これに関しては本当に大学でもっと教えてくれ!と思います。
実習生との会話でこんなシーンが本当によくあります。
この薬の使い方はわかる?
分かりません。調べておきます。
大学でもきちんと習っていないので、わからなくても仕方ないと思います。
これに関しては私も働き出してから覚えました。
この薬はどのくらいの量を使うことができて、1日何回飲む薬なのか?
ここで活躍するのが
添付文書
添付文書には本当にいろんな情報が載っていますが、ここでは用法・用量の欄をチェックです。
用法・用量まで知っている学生は本当に頭ひとつ飛び抜けます。
ひとつどころじゃ無いですね。ふたつもみっつも飛び抜けます!
現場のスタッフからの信頼もすぐに得ることができるはず!
ぜひ、取り組んでみてください。
添付文書はネットで「知りたい薬名と添付文書」と検索すれば簡単に見ることができます。
抗生剤に関するあれこれ
どうしてこの患者さんにこの抗生剤を使っていると思う?
んー、MRSAがー・・・
調べてみます。
これも本当に学生は悪くないです!
抗生剤については大学で習うには習うのですが、臨床ではもっと応用の効いた知識が必要です。
大学で学んだ、微生物学と薬理・薬物動態学・病態この辺りの知識を連結して考える必要があります。
これを学生が自分で学ぶのは難しいのでおすすめの本を紹介します。
この本は薄くて、読みやすいので親しみやすいです。抗菌薬治療の基本を押さえることができます。
抗生剤治療に関してお医者さんに意見できる薬剤師はかっこいいですよ!
ぜひ、実務実習前・就職前に買って読んでみてください!
絶対に臨床で活躍できる薬剤師になることができます!
同効薬の比較
例えば
カルシウムチャネルブロッカーはいろんな種類があるけどこれって何が違うの?
えっ。何でしょう。
薬剤師の腕の見せ所の一つです。お医者さんに頼ってもらえるシーンの一つです。
全部全く同じであれば、他の薬なんて必要ありません。
どこかしら少しづつ違いがあります。
ただし学生がこれを全て自分で調べるのは骨が折れます。
ここでもおすすめの本を紹介しておきます。
難易度は高くなく読みやすので学生にもおすすめです。
学生のうちからこの本に書いてあるような内容を知っていれば確実に就職後にも活躍できます!
簡単な英語
最後は薬学とか関係無い内容を選びました。
最近は本当に海外の患者さんが多いです。
実際に私が病院で働いていても海外の患者さんに指導する機会が月に一人二人はあります。
その時に活躍するのが、英語です。翻訳アプリもたくさんありますが、
翻訳アプリを使わず、直接英語で会話することができれば患者さんもとても安心します。
また、臨床で働いているとエビデンスは本当に重要な資料になります。
英語で書かれた論文を読む機会も多々あります。そんな時に英語ができればスムーズですよね。
私は働き出してから本気で英語を学びましたが、
働き出してから本格的に英語を学習しようとするとなかなか時間を作るのが難しいです。
比較的時間のある学生のうちから取り組むことをお勧めします。
また、私は海外旅行も大好きなので英語は本当に役立っています。
学生時代は1年で3.4ヶ国は海外旅行に行っていました。
学生は遊ぶことも大事ですからね!
まとめ
今回は就職した時にすぐに活躍することができる薬剤師になるために
学生のうちから勉強しておいたらいいことを5つ紹介しました。
内容としてはやや難しく感じる人もいると思います。しかしこの中の一つでも取り組んでみてください
働き始めてから本当に楽になると思います。
私が実際に教育した実習生たちも最初は頭を悩ましていましたが、
実習が終わる頃には確実に成長して大学へ帰っていきます。
この記事を読んだ将来の薬剤師さんたちと働く日が来ることを楽しみにしています。
一緒に頑張って薬剤師を盛り上げていきましょう!