薬剤師

【体験談】薬剤師国家試験は難しい!?合格のために取るべき行動

こんにちは病院薬剤師として働いている

あき(@Akipharmacist)です。

薬剤師として働くまでに薬学部の入試、大学での定期試験、薬剤師国家試験といろんな試験を通過してきました。

薬剤師として働いていると学生さんからこんな質問をよく受けます。

薬学部には頑張って入学したけど、

薬剤師になるためには国家試験に合格しないといけないよね。

薬剤師国家試験はどうなの?

ちゃんと勉強していたら受かるの?

ちゃんと勉強していても合格は難しいの?

この気持ちはものすごくわかります。

僕自身も学生時代には何度もこの疑問にぶつかりました。

正直なところ薬剤師国家試験は難しいです。

えっ。やばいじゃん受からないじゃん・・・と思った方!

安心してください!

この記事では、

・薬剤師国家試験が難しい理由

・薬剤師国家試験に不合格する人の特徴

・極秘:僕が実践していた薬剤師国家試験を簡単に合格するための方法

について徹底解説していきます。

この記事を読んで、不合格する人の特徴に当てはまらないようにして、

僕が実践していた方法を行動することで国家試験合格はグンッと近づきます!

薬剤師は頭が良く無いとなれないよ・・・と思っている方はこちらの記事も参考にしてください。

薬剤師国家試験とは

薬剤師は国家資格です。

薬剤師になるには、国家試験に合格する必要があります。

薬剤師国家資格の出題形式

必須問題が90問、一般問題(薬学理論問題)が105問、一般問題(薬学実践問題)が150問の計345問から構成されています。

・必須問題は一問一答形式(比較的簡単)

・一般問題は正答の選択肢が1つではない形式、解答肢のすべての組合せから正答肢を選択する形式(難易度が高い)

薬剤師国家試験受験資格

現段階では、6年生薬学部を卒業していることが受験資格となっています。

薬剤師国家試験の合格率

合格率は年度にもよりますが、大体6割〜7割です。

最近の国家試験の難易度は上がってきている印象です。

2045年には薬剤師の需要が供給を上回って「需要>供給」となる予測が立っています。

質の高い薬剤師を供給しようと考えれば、

今後も国家試験の難易度は高くなっていくかもしれませんね。

正直に語る薬剤師国家試験の難易度

薬剤師国家試験は難しいです!

簡単では無い!と言った表現の方がいいでしょうか。

あき

薬学部に入って卒業できれば、受かると思っている人!

今すぐ考え方を改めましょう!

実際に僕の友人で卒業はできたけど、国家試験に落ちた人も何人もいます。

しっかり国家試験へ向けた対策をしておかないと合格はできないと思っておきましょう。

ただし、今から説明する国家試験が難しい理由を把握していれば、

合格は近づいてきますよ!

薬剤師国家試験が難しい3つの理由

あき

ここから僕が考える薬剤師国家試験が難しい理由について解説していきます!

考える力を問われる

いろんな試験の中には単純にクイズのような問題もありますよね。

例えば、ジャジャン

Q:木になる赤くて丸い果物はなぁーんだ

1.バナナ 2.パイナップル 3.リンゴ

A:リンゴ

のような問題です。

ただ、薬剤師国家試験は最近考えさせる問題が多いです。

こんなイメージです。

Q:木になる赤くて丸い果物を材料として作るデザートはなぁーんだ

1.ショートケーキ 2.アップルパイ 3.ティラミス

A:アップルパイ

と言った感じです。

何を言っているんだ?と思った方わかりづらくてすみません笑

つまり、

リンゴというのは知っていて当たり前で、そこから料理の方法まで知っていないと正解できないのです。

キーワードになる単語を覚えていても、

その単語の意味や他の知識と関連付ける力も必要になってきます。

ただ、この思考力は現場で大活躍します。

臨床現場では一問一答のような問題よりも

いろんな知識を駆使して取り掛かる問題の方が断然多いからです。

試験範囲が広い

とにかく試験範囲が広いです。

6年間大学に行って学んだこと全てが試験範囲になるので広くて当たり前なのですが、

それにしても広い!

短期間で詰め込むことができる試験範囲では無いです!

高い集中力が必要

これは薬剤師の国家試験に限ったことでは無いですが、

試験時間がとにかく長いので、集中力が必要です。

9:30~18:00が2日間あります。

この時間ずっと高い集中力を保って問題を解き進めないといけないです。

模試でも体験すると思いますが、試験が終わった後は結構な疲労感です。

薬剤師国家試験に不合格する人の5つの特徴

考えずに記憶だけに頼っている人

薬剤師国家試験の難しさは考える必要がある問題が増えてきていることです。

単語や薬品名など知識として記憶するのは当たり前で、

そこからの思考力が問われる問題があります。

その時に過去問の内容を考えずに、まる覚えしている人は全く問題に手が出なくなります。

考えずにまる覚えしている人は不合格が近い人です。

計画的に勉強を進められていない人

薬学生は6年間大学で学びます。

その6年間の集大成が薬剤師国家試験です。

6年分を6年生の半年で完璧にしようなんてのは、無謀なチャレンジです。

どれだけ計画的に勉強のスケジュールを立て、こなしていくかも大事になってきます。

計画性が無いと、試験当日までに全然力がついていないことも…

集中力がない人

薬剤師国家試験は1日中、2日間の戦いです。

集中力のない人が合格できるはずがありません。

集中力はどうやってつけたらいいの?と疑問に思った方、

毎日の学習の時、集中力を意識するだけで大きく変わります。

受かる気持ちが無い人

国家試験を受けているのだから受かる気がない人なんていないでしょ!

と思った方。

諦めてしまう人がいるのです!

国家試験までの道のりは何ヶ月にもわたる長期戦です。

何ヶ月も努力しても成績が伸びない、という体験を繰り返していると

もう自分は受からないやっと諦める人もチラホラ出てきます。

その時に自分がどれだけ踏ん張ることができるか!

諦めてしまうか踏ん張れるかで合否は大きく変わってきます。

目標が無い人

国家試験の勉強中に何度も挫けそうになることがあります。

何回も同じ問題を間違えたり、模試で成績が伸びなかったり。

その時に頑張る手助けをしてくれるのが

目標

です。

自分は薬剤師になってこんなことをしたい!という目標があれば

辛い時に頑張る源になります!

極秘:僕が実践していた簡単に合格するための5つの方法

国家試験はあくまで過程

薬学生の中には国家試験合格がゴールになっている人が多いです。

確かに合格することは大事なのですが、簡単に国家試験に合格したいのなら

国家試験合格は過程に過ぎないと自分に信じ込ませることです。

マインドセットは目標達成にはとても効果的です。

薬剤師になってこういったことをしたいという目標設定にしましょう。

できるだけ具体的に想像するのがポイントです。

僕の場合は、薬剤師になるのは過程。薬剤師になって病棟業務では他職種とディスカッションをしっかりできて、患者さんには僕じゃないと思われる薬剤師になる。

災害時は被災地でも活躍し、国際ボランティアにも薬剤師として励みたい!

薬剤師の災害への関わり方を変えたい!

こんな感じでした。

国家試験は通って当たり前と自分に叩き込んで勉強していました。

そうすれば、薬剤師国家試験の合格に不安は無くなり

自分にプレッシャーをかけることで日々の勉強の質も上がります。

国家試験は過程に過ぎない!その先にある本当の目標を設定しよう。

計画的にコツコツと

勉強は一夜漬けでは身につきません!

計画的にすることが大事です。

国家試験の勉強は6年生になってから始める人がほとんどです。

ただ、僕のオススメする方法は違います。

薬学生1年目からコツコツすることをオススメします。

授業の復習を毎日1時間だけでもして定期テストはしっかりと勉強して定着させる。

これを徹底すると6年生の時にものすごく楽になります。

僕は、この方法で5年生6年生の比較的自由度の高い期間は海外旅行にたくさんいくことができました。

学生は遊ぶことも大事な仕事です!

長い期間で時間配分をしっかり考えて勉強に取り組みましょう。

長い期間で計画的に少しづつ定着させよう!

勉強を思う存分楽しむ

どうせやらないといけないなら楽しんだもの勝ちです!

人間の頭は興味を持って楽しく学ぶことと、いやいやで学ぶことだったらどちらが

記憶しやすいと思いますか?

興味を持って楽しく学ぶ方です!

覚えたことで問題ができた!勉強した問題だ!と言ったように自分の成功体験をどんどん積み重ねていって楽しみながら学習しましょう。

人間は興味を持って学習する方が知識の定着が良い

知識を鎖状にどんどんつなげていく

薬剤師国家試験にはいろんな教科があります。

この教科はそれぞれ独立した別のものなのでしょうか?

その答えはN O!です。

共通する部分や知識がつながるところがあります。

学んだ知識は蓄積しながら、他の知識と結び付けられないか考えてみてください。

そうすればどんどん知識が鎖のように伸びていきます!

知識は鎖のようにつなげてつなげて伸ばしていく

オンとオフはしっかり分ける

国家試験の勉強は長期戦です。

その長期間ずっとフルパワーで走り続けるのはなかなか過酷です。

そこで、休憩も大事になってきます。

ただ、休憩の仕方やメリハリが大事になってきます。

オンとオフはしっかり分けて、学生生活を楽しみながら本気で勉強しましょう!

学生は遊ぶことも大事、徹底的に勉強して、徹底的に遊ぶ!

まとめ

今回、薬剤師国家試験は難しいのかについて解説しました。

薬剤師国家試験は難しい試験ではありますが、無理な試験ではありません。

今回解説した不合格する人の特徴

  • 考えずに記憶だけに頼っている人
  • 計画的に勉強を進められていない人
  • 集中力がない人
  • 受かる気が無い人
  • 目標が無い人

にならないように!

しっかり努力すれば薬剤師ライフの始まりです!

国家試験に合格して一緒に頑張りましょう!

最後まで記事を読んでくださりありがとうございます。