こんにちは!
暖かくなってきて、海で遊べる日が待ち遠しいAKiです。
ところで!
あなたは「福島原発の処理水を海洋放出する」と言ったことが
最近ニュースで騒がれているのはご存知ですか?
大丈夫なのかな?
なんだか環境に悪そう。
実際よくわからないや
そう言った方達のためにシンプルにまとめ、私の意見も述べさせてくだい!
また、記事の後半では私が海外旅行した際に現地の人から聞いた
環境問題の深刻さについてのリアルな意見も載せます。
ぜひ、ご覧ください。
私たちの住む大事な地球について一緒に考えましょう!
それでは
Let’Go!
目次
福島原発処理水を海洋放出についてシンプルに説明
○処理水とは?
そもそも処理水とは何か?についてまずお話しします!
10年前に起こった東日本大震災
その際に福島第一原発は事故を起こしました。
原子力発電には核燃料という燃料が必要なのですが、
これらはとても熱を生み出すのです。
熱々のまま放っておくと配管などを溶かし外に漏れ出る可能性があります。
そこでこれらを冷却し続ける必要があるのです。
通常であれば、冷却するシステムは整っているのですが
事故によってこれらの正常な機能は失われました。
そこで冷却のために注水を行ったり、雨水や地下水が流れ込んだりと
1日140トンペースで放射性物質を含む汚染された水が溜まっていっています。
この汚染水を特別な機械を用いることでトリチウムという放射性物質以外を取り除いたものが
処理水と呼ばれます。
今回はこの処理水を薄めて30年間かけて海へ流すという
方針を国が示したことが問題となっています!
○問題になっている物質「トリチウム」とは?
今回処理水で問題となっているのは「トリチウム」です。
トリチウムは三重水素とも呼ばれる放射性物質で通常は水の形で存在しているため、
水からの分離が難しく今回も処理水に残留してしまいます。
このトリチウムの人間への害はどうなのでしょうか?
基本的にトリチウムが放つ放射能は弱く紙1枚でも遮ることができるとされています。
なので、基本的には
外部からの曝露よりもそれを摂取することによる内部からの曝露が問題になりそうです。
国の小委員会からの回答がこちらです。
「体内で一部のトリチウムがタンパク質などの有機物と結合し、濃縮するのではないかといった指摘があることについては、体はDNAを修復する機能を備えていて、動物実験や疫学研究からはトリチウムが他の放射性物質に比べて健康影響が大きいという事実は認められなかったと結論づけています。」
引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210413/k10012971161000.html
なんとも煮えきらない回答ですね。
簡単にいうとこんな感じでしょうか。
体の中で濃縮されてDNAを傷つけても人間の体はそれを修復できるから、
それに研究でも他の放射性物質に比べてトリチウムが健康への影響が大きいことは確かじゃ無いよ。
私は他の放射性物質と比較してということがとても気になりました。
他の放射性物質の内容によってはめちゃめちゃ体に害ありますやん!
本当に安全なのでしょうか?
ちょっと待って!〜漁業関係者について〜
ここからは私の意見を交えながら話していきたいと思います!
まず1点目です。
この問題について漁業関係者は反対している方が多いようです。
しかし、この件については私も同感です。
今回の決定に至るまでに国が実際の漁師さんたちへの十分な配慮を怠っていたことが
怒りに触れたようです。
それは怒って当然だと思います。
漁業関係者が被災した時にどれほど風評被害の影響を受け
そんな中でも
自身の家族や生活を守るために命がけで海へでて
皆さんに新鮮な魚介類を届けてくれている。
そんな方達の職場をある日突然勝手に汚します!なんて理不尽すぎます。
ちょっと待って!〜そもそもの基準について〜
2点目です。
国はトリチウムに関して6万ベクレル/Lと排出基準を設けています。
今回、国は排出基準の1/40まで薄めて排出すると示しているのですが、
ここで私はちょっと待って!と思いました。
そもそも今排出基準は人間が安全に暮らせるように設定されているもので、
海で暮らす、イルカ・クジラ・魚・サンゴ・貝等たくさんの海洋生物のことは考えられているのでしょうか?
地球という場所に人間が知識を得たからと言って、他の生き物達を危険に晒して良い権利は
どこにもないと思います。
私は自分の家に何十年間も毎日訳のわからない危ないかもしれないよ?
と言われているものを流され続けられると嫌です。
大好きな海が万が一取り返しのつかない事になって、
今の子供達や将来生まれてくる子達が
「昔はうみで遊ぶことができたらしいよ」と今の川のように言っているのは私は辛いです。
皆さんに聞いてほしい!海外の友人に告げられた衝撃を受けた言葉
ここで話は処理水排出からは変わるのですが、
環境問題に関連してとても印象的だった私の経験について話させてください。
私が南国好きなことはご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、
以前インドネシアのとある島に訪れた時に現地の人とこんなやりとりがありました。
私が訪れたのは乾季だったのですが、連日雨だったため、現地の人に尋ねました。
「乾季のはずなのにどうしてこんなにスコールのような雨が続いているの?」
最近は地球温暖化の影響か、雨季がどんどんと長くなってきているんだ。
どんどんと海面が高くなって、いつかこの島がなくなると思うと辛いよ。
私は言葉を失いました。
普段日本で普通に生活していると感じることは無い事実でした。
話には聞いたことがありましたが、それとは訳が違いました。
実際今自分が立っている島で暮らしている人が感じていること。
言葉の重みがニュースのそれとは違いました。
私一人で何ができるというわけではないですが、
みんなが少しずつ気にかけるだけでも、将来の世界は変わるんじゃないかなと
思っています。
まとめ
- 国は原発の処理水を海洋に放出しようとしている
- 処理水はトリチウム以外の放射性物質を基本的に除去しているとされる汚染水
- トリチウムは外部からの曝露毒性は低く思われるが、内部からの曝露の可能性はある
- 漁師の方達への配慮はもっと必要なのではないか?
- 排出基準はそもそも人間が安全に暮らすための基準なのでは?
- 世界には環境破壊で実際に苦しんでいる方達がいる
今回は少しかたい内容になってしまいました。
しかし、環境問題は本当に重要な問題だと考え、取り上げました。
美しい地球だからこそ、みんなでしっかりと後世につないでいきたいですね。
全ての生き物が「しあわせ」に過ごせる地球でありますように。